全ての子供は複数の言語を習得する能力を生まれながらにして持っていますから早すぎるということはありません。第一言語を習得中の時期から教えればそれだけ言語経験が豊かになります。クミンズ (Cummins)によれば第一言語と第二言語の認知能力の発達は相互作用があると言われています。日本語を覚え始め脳の発達の始まった子供に第二言語である英語を学ばせることにより、子供の脳がより言語を吸収しやすくなるのです。私は4歳の幼稚園の時から一貫教育のユダヤ系学校に通いましたが、午前中は生徒達の母国語である英語で全て授業が行われ、午後は第二言語であるヘブライ語で行われました。それが高校時代までずっと続きました。生徒全員が2つの言語で読み書きができるバイリンガルになりました。研究では長期的にはバイリンガル教育は認知能力の柔軟性を高め、高いIQをもたらすことがわかっています。