文章基本信息
- 标题:意識障害患者の起立操作における循環動態の検討
- 本地全文:下载
- 作者:池田 信二 ; 宇都宮 学 ; 中谷 京宗 等
- 期刊名称:Journal of exercise physiology
- 印刷版ISSN:0912-7100
- 出版年度:1987
- 卷号:2
- 期号:1
- 页码:7-10
- DOI:10.1589/rika1986.2.7
- 出版社:The Society of Physical Therapy Science
- 摘要:重度意識障害患者(農薬中毒)の起立操作時の循環動態および自律神経機能について検討し、以下の結果を得た。1)本症例では起立操作による反射性頻脈を認めず、心電図R-R分析の変動係数(以下CVと略す)も低い値を示し、広汎な自律神経機能障害を有した。2)起立操作直後より急激な血圧下降が起こり、血圧下降が著明なほど臥位へ戻した時のRebound現象も大きかった。3)心電図では起立によりP波の尖鋭化、ST部の下降、T波の減高がみられた。4)前額部の皮膚温は起立直後より下降し、ほぼ直線的に下降した。足背部は臥位へ戻した後温度下降が起こった。5)1回目の操作に比べ、2回目の血圧下降が著しかった。このことは血圧値の平常値への復帰が必ずしも目安とはならず、リスクチェックの困難性を示唆した。