SD法により、正常者と異常者の情緒的意味空間を「愛」,「憎」の二次元に定位させ、「私」,「両親」がどこに位置するかを検討した。その結果、正常者は「私」,「両親」を「愛」の極に近く位置づけ、異常者はそれから離して位置づける傾向が認められた。なお、非行児についても、父,母,先生,異性その他の概念を加えて吟味中である。