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  • 标题:土井ケ浜弥生人の風習的抜歯
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  • 作者:中橋 孝博
  • 期刊名称:Anthropological Science
  • 印刷版ISSN:0918-7960
  • 电子版ISSN:1348-8570
  • 出版年度:1990
  • 卷号:98
  • 期号:4
  • 页码:483-507
  • 出版社:The Anthropological Society of Nippon
  • 摘要:土井ケ浜弥生人にみる風習的抜歯の系統問題について,第1-11次調査出土の全資料の観察結果に基づき検討した。抜歯の有無の判定可能な107体(男53体,女48体,不明6体)のうち,81体(75.7%)に風習的抜歯と思われる歯槽閉鎖が認められた。ただ,女性では87.5%の高頻度であるのに対し,男性は64.2%と低く,明確な男女差が見られた。抜歯の主対象は犬歯で,77.8%(63/81体)の個体でいずれかの犬歯が抜去され,同時に,上顎側切歯もそれに次ぐ頻度(56%)で抜かれていた。また,ほとんどの抜歯は上顎に偏り,下顎歯の抜去は少数例(17%)でのみ観察された。以上の特徴に関して他集団と比較した結果,とくに上顎側切歯や下顎歯の抜去頻度において,縄文晩期集団や西北九州弥生人と当集団の間に大きな差異が認められ,こうした結果から,土井ケ浜弥生人の抜歯については,縄文からの伝統をそのまま踏襲したものとする認識は不適当で,何等かの外来要素による影響を想定しても不自然ではないとの結論を得た。
  • 关键词:風習的抜歯; 土井ケ浜遺跡; 弥生人
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