非定常プローブ法により3-26%の脂肪率に調製した豚挽肉の3種類の熱物性値 (熱伝導率, 熱拡散率, 比熱) を20-50℃の温度範囲で測定した。その結果, 以下の知見を得た。 (1) 試料の熱伝導率は, 並列モデルにより試料の熱伝導率を推算できることがわかった。 (2) 試料の熱拡散率は, 直列モデルによる熱拡散率の推算値と測定データはよく一致した。 (3) 試料比熱と成分組成の間には加成性が成り立つことが確認できた。