首页    期刊浏览 2025年03月03日 星期一
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文章基本信息

  • 标题:現代社会のアクションリサーチにおける時間論的態度の問題
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  • 作者:宮本 匠
  • 期刊名称:実験社会心理学研究
  • 印刷版ISSN:0387-7973
  • 电子版ISSN:1348-6276
  • 出版年度:2016
  • 卷号:56
  • 期号:1
  • 页码:60-69
  • DOI:10.2130/jjesp.si2-3
  • 出版社:The Japanese Group Dynamics Association
  • 摘要:

    本稿は,アクションリサーチの前提中の前提である,価値志向的であること,よりよい状態を目指そうという態度が,ときにアクションリサーチの現場を閉塞した状況にしてしまうことを指摘したうえで,それがいかに回避され得るのかを考察したものである。アクションリサーチにおけるベターメントの達成は,当事者の内的な世界における「身体の水準」が,共同体における他者との出会いによって,「言語の水準」へと顕在化することとして捉えることが出来る。新潟県中越地震の復興支援の事例では,ベターメントにつながるような「身体の水準」の顕在化に寄与するかかわりは,何らかのよりよい状態に向けて現在を変革する「めざす」かかわりではなく,「変わらなくてよい」ことを前提とした「すごす」かかわりであった。よりよい状態を「めざす」アクションリサーチにおける困難は,近代的な自我がいきつく〈時間のニヒリズム〉からとらえることが出来る。そのニヒリズムを基礎づける「インストルメンタル」な時間態度がどのように生まれたのかをふりかえると,それを保持したまま,なお現在のうちに生の充足を感受する「コンサマトリー」な時間態度が成立可能であることが理解できる。この「コンサマトリー」な時間態度の獲得が,現代社会のアクションリサーチの困難を回避する方策である。

  • 关键词:アクションリサーチ;言語の水準/身体の水準;めざす/すごす;インストルメンタル/コンサマトリー;action research;level of language/level of body;Mezasu/Sugosu;instrumentalism of time/consummatory sense of time
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