カゼインをたん白源として飼育したウイスター系雄白ネズミに, 5′-IMPを経口投与し10日間飼育した場合, (i) 白ネズミ肝臓urate oxidase活性は5′-IMP, 10mg/rat/day, 100mg/rat/day経口投与群ともに対照群と比較して, 活性が増加する傾向が見られた。 (ii) 白ネズミ肝臓PRPPATase活性におよぼす5′-IMPの影響は, 対照群に比較して, 5′-IMP経口投与群の活性が低下する傾向が見られた。 (iii) 白ネズミ肝臓arginase活性は5′-IMP経口投与群と対照群との間に, 有意の差はみられなかった。この研究の大要は昭和47年5月, 第26回日本栄養・食糧学会総会 (東京) において発表した。