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  • 标题:ラットにおける慢性カドミウム中毒の発症におよぼす低栄養条件の影響 (I)
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  • 作者:武藤 泰敏 ; 四童子 好広 ; 鈴木 庄亮
  • 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
  • 印刷版ISSN:0287-3516
  • 电子版ISSN:1883-2849
  • 出版年度:1975
  • 卷号:28
  • 期号:1
  • 页码:1-8
  • DOI:10.4327/jsnfs1949.28.1
  • 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
  • 摘要:われわれは, Cdの投与経路ならびに栄養条件が実験的慢性Cd中毒症に及ぼす影響を観察した。 すなわち, ラットを用いて, A-I群: 正常食 (N-食), A-II群: 低たん白低Ca低P食 (L-食), A-III群: L-食+Cd経口投与, B-I群: N-食+Cd経口投与, B-II群: N-食+Cd腹腔内投与の5群に分け, 長期間飼育し, 尿中CdおよびRBP排泄, Cdの臓器分布, 腎障害ならびに骨障害などに検討を加えた。 その結果, 1) A-III群は, Cd経口摂取に伴い摂食量の低下, 体重の減少を示し, いわゆるprotein-calorie malnutritionの状態にあった。 2) 尿中CdならびにRBP排泄は, A-III群, B-II群においてのみ観察されたが, B-I群ではほとんど認められなかった。 またCdとRBPの尿中排泄との間には, 強い相関がみられた。 3) 肝Cd濃度はB-II群で最も高く, ついでA-IIIB-II群の順であった。 一方, 腎Cd濃度はA-III群で最も高く, ついでB-II, B-I群の順であった。 すなわち, A-III群は腎ならびに肝Cd濃度ともB-I群を上回っていた。 4) 腎の組織学的観察では, A-III, B-II群に著明な変化を認めた。 すなわち, A-III群は尿細管の萎縮変性が著明であったのにもかかわらず, 糸球体の障害は軽微で, いわゆる尿細管性腎障害の所見を示した。 また, B-II群では, 尿細管の障害のほかに, 糸球体の変化も認められた。 5) 骨変化はA-III群においてのみ観察され, 骨軟化症の可能性が最も考えられた。 すなわち, 骨は肉眼的にも透明化し, 外圧に対してきわめてもろく, 骨皮質比の著明な低下を示した。 レ線像でも, 骨萎縮, 骨皮質の菲薄化が明白であり, また, 血清Ca×Pの有意の低下をみた。 以上の結果から, 低栄養 (低たん白低Ca低P) 条件下に, Cdを経口摂取させることにより, 「イ」病に類似した病像を実験に作製することができたと考える。 しかも, 低栄養性Cd腸症が, 腎障害ならびに骨障害の発生に重要な因子になる可能性についても考察した。
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