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  • 标题:人乳リパーゼの脂肪分解作用について
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  • 作者:小此木 成夫 ; 清沢 功 ; 湧口 浩也
  • 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
  • 印刷版ISSN:0287-3516
  • 电子版ISSN:1883-2849
  • 出版年度:1979
  • 卷号:32
  • 期号:1
  • 页码:61-65
  • DOI:10.4327/jsnfs1949.32.61
  • 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
  • 摘要:人乳のリパーゼの脂肪分解作用について, 新鮮な人乳60検体を用いて検討し, 次の結果を得た。 1) 人乳中リパーゼは, Caや血清アルブミンによっては, ほとんど活性化されないが, コール酸, デオキシコール酸あるはタウロコール酸などの胆汁酸によって活性化され, 著明に高い脂肪分解活性を示した。 2) コール酸の存在下で, 人乳リパーゼは, pH 7.8~8.8で最大の脂肪分解活性を示した。また, pH 9.5以上のアルカリ側では, ほとんど活性を示さなかったが, 酸性側では比較的安定であり, pH 4.0においても, 脂肪分解作用を示した。人乳リパーゼの活性は, 55℃, 10分間あるいは, 60℃, 2分間の加熱により消失した。 3) 5μmolコール酸添加およびコール酸無添加反応系において, 37℃, 120分間インキュベートした場合, 人乳1.0mlから, それぞれ, 36.1±5.0μmol, 4.3±3.2μmolの脂肪酸が遊離した。このときの遊離脂肪酸生成量から, 算出される人乳脂肪の分解率は, それぞれ, 33.9±7.2%, 3.9±3.2%となった。 4) コール酸を添加した場合, 人乳リパーゼの脂肪分解活性と泌乳期の間には, 危険率1%以下で有意な相関性が認められた (r=-0.437)。人乳リパーゼの脂肪分解活性と人乳の脂肪あるいは総窒素含量との間には, 危険率1%以下で有意な相関性が認められた (それぞれ, r=0.595, r=0.541).
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