文章基本信息
- 标题:PCB, DDTその他含塩素系薬剤投与が白ネズミのビタミンB1代謝に及ぼす影響
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- 作者:八木 典子
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1979
- 卷号:32
- 期号:1
- 页码:55-60
- DOI:10.4327/jsnfs1949.32.55
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:PCB, DDTその他関連有機塩素系薬剤をラットに与えて飼育し, ビタミンB1代謝について検討し, 以下の結果を得た。 1) PCB, DDT投与ラットでは, 血液および肝臓中ビタミンB1量が低下し, 血球・肝臓中transketolase活性も低下した。一方, TPP効果は上昇した。したがって, PCB, DDT投与ラットはビタミンB1欠乏の状態になっているものと考えられる。その他の薬剤には, このような作用は認められなかった。 2) PCB投与ラットでは, 坐骨神経中, DDT投与ラットでは脳中のビタミンB1量が低下していた。 3) PCB, DDT投与ラットでは, 屎中・尿中ビタミンB1には変化が認められず, ビタミンB1腸管吸収の障害はないと考えられた。 4) 遊離の塩素はビタミンB1を直接分解し, trans-ketolase活性を阻害する作用があるが, PCB・DDTなどにはこのような作用はほとんどないことが in vitro の実験で明らかにされた。