文章基本信息
- 标题:児童福祉施設に生活する児童の栄養摂取状況と成長
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- 作者:松平 敏子 ; 柳瀬 恭子 ; 中西 妙子 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1977
- 卷号:30
- 期号:4
- 页码:193-200
- DOI:10.4327/jsnfs1949.30.193
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:1974年5月から1975年2月までの10カ月間, 大阪市北部の児童福祉施設の児童・生徒 (6~15歳) 126名を対象として, 毎月の身長・体重の計測, 6月・8月・11月・2月の摂取食餌調査を実施し, その体位と摂取栄養状態を検討した。なお, 同一施設における1956年の成績および大阪市平均とも比較検討した。 (1) 身長・体重を大阪市平均と比較すると, 8歳・12歳の男子では劣っていたが, それ以外には男女とも有意差を認めなかった。 (2) 調査期間中の, 身長・体重の増加量は大阪市平均にくらべ, その多寡に一定の傾向を示さないが, 増加率は年齢により大阪市平均と同じか, または上まわっていた。 (3) 身長および体重増加の季節変動は身長ではみられなかったが, 体重では夏期に増加量が小さく, 秋から冬にかけては大であった。 (4) 男子65名, 女子35名対象の夏期の摂取栄養素量は, 摂取エネルギーでは所要量をやや下まわっていた。たん白質摂取量は, 男子ではほぼ所要量を充していたが, 女子の, とくに9歳以上では, 所要量より10~20%下まわっていた。動物性たん白/総たん白は50%以上, 脂肪カロリー/総カロリーは20%以上であった。 (5) 摂取栄養素量の季節変動は, 脂肪摂取に夏少なく秋に多くなる傾向がみられた以外, 著明な差はみられなかった。 (6) 以上の体位と栄養素摂取量との関係について考察した。