文章基本信息
- 标题:白ネズミの体内コレステロール代謝に及ぼすコンニャク精粉の影響
- 本地全文:下载
- 作者:辻 啓介 ; 堀江 祥允 ; 辻 悦子 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1974
- 卷号:27
- 期号:8
- 页码:405-411
- DOI:10.4327/jsnfs1949.27.405
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:コンニャク精粉が内因性コレステロール代謝に及ぼす影響を調べた。 1) あらかじめ含コレステロール飼料で10日間飼育して高コレステロール状態にしたラットに無コレステロール飼料を投与すると, 血清および肝コレステロール値は正常レベルにもどるが, その回復はコンニャク精粉の添加により明らかに促進された。 2) 最初から無コレステロール飼料にコンニャク精粉を添加してラットを10日間飼育しても, 血清および肝コレステロール値はコンニャク精粉無添加対照群と比べ差はなかった。このとき, in vivo および in vitro での2-14C-酢酸からの肝コレステロールへの取込みは促進されたが, 26-14C-コレステロールの呼気炭酸ガスへの分解には変化がなかった。 3) 以上の結果から, 消化管内でコレステロール代謝に影響を及ぼすコンニャク精粉に体内の高コレステロール値を積極的に正常レベルに回復させる効果があるが, 正常値をさらに低下させる効果はなかった。この理由としてコンニャク精粉には腸肝循環性コレステロールの小腸での再吸収阻害作用があり, この作用による損失を肝臓における代償的な合成促進により代謝調節しているものと推定される。