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标题：白ネズミ小腸のスクラーゼ-イソマルターゼ複合体の精製ならびにその性状
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作者：佐々木光美 ; 山田和彦 ; 森内幸子等
期刊名称：日本栄養・食糧学会誌
印刷版ISSN：0287-3516
电子版ISSN：1883-2849
出版年度：1979
卷号：32
期号：3
页码：201-208
DOI：10.4327/jsnfs1949.32.201
出版社：Japanese Society of Nutrition and Food Science
摘要：白ネズミ小腸粘膜からスクラーゼ-イソマルターゼ複合体を精製して, その性質について観察し, 他の動物のスクラーゼ-イソマルターゼ複合体と比較検討した。 1) 白ネズミ小腸粘膜のS-I複合体をパパインを用いて可溶化し, 硫安分画, セファデックスG-200カラムクロマトグラフィー, DEAEセファデックスA-25カラムクロマトグラフィーを行なうことにより, マルターゼ活性をもつ単一の酵素標品を得た。スクラーゼ活性は140倍, イソマルターゼ活性は96倍に上昇した。 2) S-I複合体の分子量は, ポリアクリルアミドゲルディスク電気泳動法により215,000と推定された。 3) スクラーゼ, イソマルターゼならびにマルターゼ活性のKm値はそれぞれ18, 4.0, 3.7mMであり, いずれの酵素活性も, Trisにより拮抗的に阻害され, また重金属イオンのAg⁺, Hg⁺⁺により完全に阻害され, Cu⁺⁺, Zn⁺⁺により部分的に阻害された。至適pHは, いずれもpH 6.0であった。以上のことから, 白ネズミ小腸粘膜から精製されたS-I複合体は, 単一の酵素たん白質であり, その性質はウサギ, ヒト, ニワトリなどのS-I複合体と同様の性質をもつものであることが明らかにされた。