文章基本信息
- 标题:ニセアカシアの休眠種子と非休眠種子の生産比率
- 本地全文:下载
- 作者:千葉 翔 ; 小山 浩正
- 期刊名称:日本森林学会誌
- 印刷版ISSN:1349-8509
- 电子版ISSN:1882-398X
- 出版年度:2016
- 卷号:98
- 期号:2
- 页码:53-58
- DOI:10.4005/jjfs.98.53
- 出版社:The Japanese Forest Society
- 摘要:ニセアカシアは種子異型性を示し,休眠種子と非休眠種子を生産する。本研究では,個体による両者の比率を河川に沿った分布位置および母樹サイズとの関係で調べた。非休眠種子の割合は個体間で大きく異なり,年度間で有意な正の相関があった。このことは,非休眠種子(休眠種子)を生産しやすい個体があることを示している。上流にある個体では非休眠種子の割合が低く,下流ほどその割合が高い個体が多く分布する傾向があった。母樹のサイズは下流から上流に向かうにつれて増加傾向になり,大きな個体ほど休眠種子を生産しやすい傾向がみられた。しかし,小サイズの個体には休眠種子を生産しやすい個体も含まれていたため,両者の生産比率を樹齢やサイズだけで説明できたわけではなかった。非休眠種子を生産することは,適地で直ちに発芽・定着して新規群落を成立させやすいため,攪乱が卓越する河川域での分布拡大に有利に働くと考えられる。一方,休眠種子は土壌シードバンクを形成し,既存群落が攪乱を受けたときの再生・修復に貢献すると考えられる。以上のことから,種子異型性はニセアカシアが河川敷で急速に分布を拡大した一因と考えられる。
- 关键词:外来種;種子異型性;河川域;生物学的侵入;invasive alien species;seed heteromorphism;river basin;biological invasion