文章基本信息
- 标题:Les pronoms clitiques non-reflechis en francais1
- 作者:Takeshi FUJITA
- 期刊名称:言語研究
- 印刷版ISSN:0024-3914
- 电子版ISSN:2185-6710
- 出版年度:1999
- 卷号:1999
- 期号:115
- 页码:7-49
- DOI:10.11435/gengo1939.1999.115_7
- 出版社:Japan Science and Technology Information Aggregator, Electronic
- 摘要:フランス語における代名詞クリティックは,不定詞補文を伴う複文構造において特異な分布を示す.本稿は,その分布を観察することによって,使役構文の構造を提示すると同時に,単文構造の観察のみでは得られない非再帰形代名詞クリティックの統語的特性を認可条件という観点から明らかにすることを目的とする. 使役構文の構造に関しては,倒置を含む構文の場合,補文の動詞句に時制要素が含まれず,使役動詞の持つ,補文の動詞の格照合能力を吸収するという語彙的要求によって,補文の動詞と主語の倒置が引き起こされると考える.非再帰形クリティックの認可条件としては,overt syntaxにおける格照合という条件が複雑な分布を引き起こすと考える.更に,直接目的語クリティックと間接目的語クリティックの分布上の相違は,両者の認可条件の相違ではなく,それぞれの含まれる動詞句の構造の差に帰せられることも主張する.
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