新聞は,いわゆるニュースペーパーとして,毎日目を通すべき情報媒体ではあるが,古い新聞は役に立たぬものの代名詞のようにいわれていることが多い。しかし今日では,これを単にニュースとして利用するだけでなく,整理保存して情報活動の一環として役立てようとする動きが活発化している。本稿は,新聞情報の利用とその提供システムについてのいくつかの基本的な問題点を整理し,従来の切抜き方式ではなく,詳細な索引作業を行ない,マイクロ化と電算機化によって検索要求に応ずるプレス・パック・システムの現状とサービスの情況を紹介。