会議資料は需要の多い資料であるが,書誌的コントロールが非常に困難な資料とされている。会議資料の流通における問題の中で,書誌的な処理の不備によるものをあげ,そのような問題に現代与えられている書誌コントロールの実例をそえた。さらに図書館の作業により,蔵書中の会議資料を把握する方法として,総合的なチェッキングを基礎にした索引の充実をとりあげ,その際,必要なデータ要素と相互の関連を示した上で,的確な書誌記述により有効なファイルを確保し,利用に供する必要について述べた。