米国防省がAUERBACH Associates Inc.との間で結んだ,「国防ドキュメンテーション・センター(DDC)の科学技術情報サービスに対する研究・開発・試験・評価(RDT&E)の実施部門からの要求の現状および将来を評価(assess)する技術サービス」の委託契約(契約DSA900-75-C-5161)に基づく調査分析結果の最終報告書の内容を要約して紹介する。DDCは,国防省内でのR&Dに対する文献情報サービスを行なってきたが,研究管理情報の収集・保管・流通の責任を負うことになり,それを契機として今後の情報サービスのあり方を再検討することとした。調査分析は,利用可能な技術の発展,RDT&Eの実施部門での情報需要の変化,国防省以外の官庁との関連,国防省内での将来計画についての総合的調査を基礎とし,今後10年間(1978~88)で達成すべきゴールとそのゴールに到達するに当ってなすべき目標と,その実施スケジュールをまとめている。