国立公害研究所環境情報部開設の事情と,設置法に規定された情報の収集・整理・提供についての実態を説明した。コンピュータシステムの活用を前提にした環境データベースシステムの概観と運用中の文献惰報,情報源情報および数値情報について,内部システムと外部システムの総合的利用の出力例等を示してその特色を述べた。また,整理機能を充実することによって,高度の技術を消化し,環境情報の新しい分野を開拓していることを人工衛星データの利用例等によって示し,将来の情報提供改善の問題を扱った。