本稿では日常生活で遭遇するトラブル,製品不具合,困り事などの障害をソーシャルメディアのメッセージから獲得する方法について検討した結果を報告する.これらの障害を収集することは社会生活や製品・サービスにおける問題を改善する上で重要なことである.提案する方法ではメッセージに含まれるネガティブな情動を伴う呟きをグランブルと呼び,これら抽出するために必要な述語の選定を行う.約2億件の日本語ツィートを用いて評価実験を行った結果,カバー率は約69%-90%と推定され,適合率には改良の余地が見られた.