A.O.A.C.に採用されているZerbanらの酢酸銅法をミクロ法に改変した。この方法はグルコース濃度が,試料100ml中40mg~180mgの範囲でサンプリングを行なえば検量直線によりグルコース量を知る事が出来る。この検量直線式はグルコース量(mg/100ml)をy,還元力(0.02N-Na2S2O3の消費量)をxとした時,y=25.27x+15.17であった。又,本法で市販の水飴中のグルコースを定量した結果は,前報のCarbon CCで得た結果と比較して,酸糖化水飴で2~3%,麦芽水飴で4~5%高い値を示した。