試作したフォトペーストグラフを用いて澱粉粒の加熱の際の透光度変化を観察した。偏光十字の消失およびアミログラフィーとの関連を検討した結果,フォトペーストグラフィーの低温域(55゜~60゜)での変化は,澱粉粒の内部構造の変化― 例えばミセルの配向性の乱れ―に非常に高い関連性を示すものと考えた。 この他各種澱粉についてもフォトペーストグラムをとり糊化特性を検討した。