首页    期刊浏览 2025年03月03日 星期一
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  • 标题:上越沿線スキー場の地域形成
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  • 作者:土田 邦彦
  • 期刊名称:新地理
  • 印刷版ISSN:0559-8362
  • 电子版ISSN:1884-7072
  • 出版年度:1973
  • 卷号:21
  • 期号:2
  • 页码:1-19
  • DOI:10.5996/newgeo.21.2_1
  • 出版社:日本地理教育学会
  • 摘要:

    以上, 上越沿線スキー場の形成について概観したが要約すると次のようになる。 (1) 上越沿線スキー場は日本最大のスキー場集団地域を形成しているが, その開発は東京に近接した南部に始まり遂次北上し, 開発年次と大都市 (東京) よりの近接的指数との間に明確な関係を示している。 (2) スキー客数, スキー場の規模, 施設の上から南部の集積的大型スキー場と北部の分積的小型スキー場に, 依存スキー客から南部の関東依存スキー場と北部の地元依存スキー場を区分することができ, 南北による顕著な発達較差差をあらわしている。 第15図 上越沿線スキー客の日帰波動 (昭和46年度) (3) 投下資本の上から, 南部の関東大手資本と北部の地元地場資本に区分され, 2つの異なる観光資本類型が存在する。 (4) 上越沿線スキー場における南北の発達較差の要因として, 大都市からの近接性, 投下資本の類型をあげることが出来るが, 就中, 資本類型の影響は大きく, 類似の近接指数をもつスキー場の著しい発達較差は, 大手資本と地場資本による資本類型の性格差に起因するものである。 (5) 最近における交通機関の発達は東京よりの時間的距離を短縮し, 近接性を増大させているが, これによってこの地域のスキー場は一層関東依存スキー場の性格を強化しつゝある。 (6) スキー民宿は関東依存性の強い南部に卓越分布し, 強く関東依存スキー場と結合している。 民宿は関東依存スキー場形成の重要な要件である。 (7) 民宿はスキー客のもつ, 低廉な宿泊, 大きな変動性という特質と, 農家の家屋構造, 冬季の潜在労働力, 高い食料自給度, が結合し, 季節的宿泊として兼業の形において発生し, 上越沿線スキー場の形成を支えているものである。 これは大手資本のスキー場経営に対する農民の対応形態として重要な意味をもつものである。

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