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  • 标题:所属集団からの排斥不安とリーダーシップが討議集団における情報処理に及ぼす効果
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  • 作者:渥美 公秀 ; 三隅 二不二
  • 期刊名称:実験社会心理学研究
  • 印刷版ISSN:0387-7973
  • 电子版ISSN:1348-6276
  • 出版年度:1988
  • 卷号:28
  • 期号:2
  • 页码:143-154
  • DOI:10.2130/jjesp.28.143
  • 出版社:The Japanese Group Dynamics Association
  • 摘要:

    本研究は, 集団成員がポジティヴな誘意性をもった所属集団から排斥されることに対して抱く不安, すなわち排斥不安が, 集団問題解決場面における情報処理過程に及ぼす効果を実験的に検討するとともに, 排斥不安が高い状況における集団の情報処理に及ぼすリーダーシップ行動の効果をも検討したものである。 第1実験では, サクラ2名, 験者3名からなる5人集団を16集団構成し, 排斥不安高群・コントロール群の2条件にそれぞれ8集団ずつ配置し, 解決の正確度, 及び, 情報処理変数を従属変数とした実験を行なった。排斥不安は, 討議終了後, 他の成員からネガティヴな評価を受けた場合には電気ショックを与えると教示することによって操作した。また, 全被験者に, time-pressureを喚起した。課題は, 被験者が全ての情報を提示すれば正解に至ることが可能であるようなパズル問題を用いた。実験の結果, 排斥不安が高い成員から構成される集団では, 正解に至る率が低下することが見いだされた。これは, 排斥不安が高い群においては, 情報の利用度が低く, とりわけ, 討議後半において与えられた情報を発言の根拠として利用する頻度が低いという傾向と関連していることが見いだされた。 第2実験では, 排斥不安の高い成員から構成される集団の問題解決に及ぼすリーダーシップ行動の効果を検討した。リーダーシップの一般行動形態であるP行動, M行動 (三隅, 1984) を, 討議集団という特殊性を考慮した上で導入した。リーダーシップ条件としては, P行動 (成員に対して, 反対意見を言うよう, 論点の多面化を行なうように圧力をかける行動) とM行動 (成員の緊張を緩和し, 討議に参加することを促進する行動) を共に発揮するPM条件, P行動のみを発揮するP条件, M行動のみを発揮するM条件, P行動もM行動も発揮しないpm条件 (第1実験の排斥不安高群) を設定し, PM条件, P条件, M条件にそれぞれ5集団を配置した。実験の結果, P行動とM行動は, 集団の情報処理に相乗効果を及ぼすことが見いだされた。すなわち, リーダーシップP行動だけ (P条件) では, リーダーシップ行動を導入しない条件 (pm条件) と同程度の情報処理しか行なわれなかったが, P行動にM行動を併存させた場合 (PM条件) には, P条件, M条件を上回る情報処理が行なわれた。 本研究の結果を, 集団に成立していた集団規範の面から吟味し, 集団的浅慮との関連を議論した。

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