文章基本信息
- 标题:ビタミンCと蛋白質代謝との関係
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- 作者:広部 りう
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1956
- 卷号:9
- 期号:3
- 页码:155-160
- DOI:10.4327/jsnfs1949.9.155
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:1) 白鼠に普通蛋白食 (標準食), 低蛋白食, 無蛋白食を与えると体重は普通蛋白食のものは増加し, 他は減少した。その場合無蛋白食のものは減少量にむらがなく, 減蛋白食のものは変化が著しいがその減少量は無蛋白食のものが大である。臓器中ビタミンC含量は普通蛋白食のものが最高値, 次は減蛋白食のものが高値を示し, 無蛋白食のものが最低値を示したが, 減蛋白食区と普通蛋白食区との間に大差のない臓器もある。また脳は各区共大差がなかつた。 2) 標準食からトリプトファンを除去すると (魚粉中のトリプトファン分解除去) 体重は減少した。これにトリプトファンを添加したものを与えても体重減少を防ぐことは出来なかつた。臓器中ビタミンC含量は標準食区が最高値, 減トリプトファン食区が最低値, トリプトファン添加食区がその中間の値を示した。 3) 無蛋白食にトリプトファンを添加 (標準魚粉中含量, 及びその倍量相当量) すると体重は実験のはじめには無蛋白食区がその減少の著しいものがあつたが, 結局はあまり大差なく何れも標準食区は体重増加するのに比べて同じく減少した。臓器中ビタミンC含量は無蛋白食区が最低値, 標準食区が最高値, トリプトファン添加食区はその中間にあつた。添加トリプトファン量の差異によるC含量の差は認められなかつた。 4) 標準食中含有量相当のリジン, チロシン, 窒素相当量の酢酸アンモニウム及び添加リジン窒素相当量の酢酸アンモニウム添加食を与えると何れも体重は減少するが無蛋白食区の減少よりは緩かである。臓器中ビタミンC含量はリジン食区が各臓器に亘つて高値を占め, 次は酢酸アンモニウム区でリジン量中N相当量酢酸アンモニウム食区の順である。チロシン食区は個体差が大きく他区との有意差が認められなかつた。