文章基本信息
- 标题:児童の口角炎に関する衛生学的研究 (第3報)
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- 作者:加藤 勝雄 ; 佐藤 徳子
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1957
- 卷号:10
- 期号:4
- 页码:200-205
- DOI:10.4327/jsnfs1949.10.200
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:小学校6年児童と中学校3年生徒について, 口角炎群と対照群との身長, 体重, 胸囲の絶対量並びに6ヵ月間の発育量を性別, 学校別, 地域別に比較検討し, 次の如き結果を得た。 (1) 口角炎罹患率は市街地の中心部程低く, 農村地帯である新市域が最も高い。又女に比し総て男が高率であつて, 従来の文献と全く同じ傾向が見られるが, 之等は主として栄養上の欠陥によるものと思われる。 (2) 小学校児童の身長, 体重, 胸囲の「絶対量」について性別, 学校別, 地域別に口角炎群を対照群に比較すると, 口角炎群が小である場合が多い。しかしその差が有意であるのは身長1例, 体重及び胸囲に各々2例で, 反対に口角炎群の方が有意の差で大であるのは, 体重, 胸囲に各々1例である。更に性別に旧市域4校合計並びに新旧市域5校合計で見ると, 必ずしも統計学的に有意とは言えないが, 身長, 体重, 胸囲何れも男も女も総て口角炎群の方が対照群より小である。(5校合計の男の身長の差は有意で口角炎群が劣る。) 次に身長, 体重, 胸囲の 「発育量」については口角炎群の方が小さい場合が大多数で, その差が有意であるのは身長に2例, 体重に1例である。逆に対照群が小さい場合も少数あるが総て有意の差は認められない。尚, 性別に旧市域4校合計並びに新旧市域5校の合計で見ると旧市域4校合計の女の胸囲を除き他は総て対照群より口角炎群の方が小さい。この中女の身長のみ旧市域4校合計においても新旧市域5校の合計においても有意の差で口角炎群が劣つている。 (3) 中学校生徒においても, 小学校同様に, 身長, 体重, 胸囲の 「絶対量」について性別, 地域別に見ると新市域の女を除いて, 総て対照群に比し口角炎群が小さい。然し有意の差を示すのは新市域の男の身長, 体重, 女の胸囲及び新旧市域合計の男の身長, 体重, 胸囲である。旧市域の女は却つて口角炎群の方が身長, 体重, 胸囲総て大きいが有意の差ではない。