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  • 标题:集団の凝集力と生産性に関する実験的研究 (II) group statusを操作した場合について
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  • 作者:前田 恒 ; 小嶋 外弘 ; 中島 貞夫
  • 期刊名称:実験社会心理学研究
  • 印刷版ISSN:0387-7973
  • 电子版ISSN:1348-6276
  • 出版年度:1961
  • 卷号:3
  • 期号:1
  • 页码:39-50
  • DOI:10.11558/jjesp1960.3.39
  • 出版社:The Japanese Group Dynamics Association
  • 摘要:

    集団の凝集力と生産性との関係について筆者らが現在進めつつある一聯の研究の一部として, member attractionを操作した第1報告に引続き, 本研究ではとくに実験前の教示を通じてgroup statusの高い集団と低い集団の2つを作り, これに作業促進的, 作業抑制的ならびに中性的なinductionを加えた場合に, それに対する同調率や生産性, 成員や課題の魅力, その他の変数にどのような違いがもたらされてくるかについて検討した。 本研究で示された主要な結果を要約すると, 以下の通りである。 1) イ) statusの高さと生産量との間には必ずしも一義的な対応関係がみられないこと, ロ) statusの高さは直接には課題の促進あるいは抑制に関し他の成員から加えられたinductionに対する同調の程度を規定し, その限りで生産性を左右してくること, ハ) またstatusの高低を問わず, 作業抑制的なinductionに対しては同調率が概して低下してくることなどの点では, memberattractionを操作した第1報の場合とほぼ対応した結果がみられる。 したがって, 当実験の結果に関する限り, 同調率に及ぼしてくるその効果については, cohesive-nessなる概念はその源泉のちがいを問わず一応統一した概念として扱ってよいことが考えられる。 2) statusの高い集団の場合は, チーム内での自己のstatusをより安定ならしめようとする力が, 課題の魅力や成員の魅力を越えてより優位に働き, 加えられたinductionに対する同調のしかたやひいては生産性を強く規定するほか, 課題の魅力や他の成員に対する関係までも左右してくる。即ち, 相手から作業促進的なinductionが加わり, チーム内での自己のstatusが不安定になると, 生産は著しく高まりながら, 他の成員に対する友好的な態度が減退するほか, とくに課題の魅力が低下してくる。逆に作業抑制的なinductionが加わり, チーム内での自己のstatusが安定してくると, 生産の抑制を示しながらも, これらの点では集団は全体として安定してくる。 3) これに対し, statusの低い集団では, そのstatusをさらに向上改善させようとする力がそこに働く。しかもその際の比較の基準はチーム内の同じ仲間の成績よりも集団外の一般的な基準にとられてくる。その結果, ここではstatusの高い集団の場合とは逆に, 作業促進的なinductionが加わった時に, 成員の魅力や相手尊重的な態度は却って高まり, 集団は全体として安定してくる。 4) statusの高い集団でみられた上記の傾向は, 当実験の場合, 教示のうえでは一応高いstatusを保証されながら, しかもそれが充分安定したものでなかったことに基因していることが考えられる。

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