(1) 加圧および加熱処理により食肉は白色化してL値が上昇し,全ての肉種でシグモイド型の挙動を示した. (2) 加熱処理した試料のL値を線形変換し,加熱温度と白色化率の関係から,加圧試料の白色化率に相当する加熱温度を求めたところ,400MPaで10分間処理した試料は,全ての肉種で60°C前後の加熱処理に相当する白色化率を示した. (3) 圧力処理した食肉は圧力依存的に白味を帯びるが,処理温度の影響は肉種毎に異なり,食肉中のMb含量に関係していることが示唆された.