サツマイモ葉部を高い抗酸化活性を有する「茶」様飲料の原料として利用することを目的にして,「シモン1号」葉部から熱水抽出液を調製し,DPPHラジカル消去活性とポリフェノール含量の測定を行った.その結果,抽出する際の温度が高いほど.高いラジカル消去活性を有する飲料の調製が可能であることが示された.また,8月収穫の葉部で最も高いラジカル消去活性が認められた.葉部熱水抽出液中にはラジカル消去成分として,クロロゲン酸,カフェ酸に加えて数種のポリフェノール成分が存在していた. 本研究の一部は,科学技術振興事業団の実施する重点研究支援協力員事業によって行われたものである.