測定液中にペルオキシダーゼと過酸化水素を添加し,ポリフェノールの酸化に伴い低下する過酸化水素濃度を,ペルオキシダーゼを膜表面に固定化した過酸化水素電極でモニタすることにより,ポリフェノール濃度を定量できるシステムを開発した.本法を緑茶のポリフェノール分析に応用したところ,9分以内に分析結果が得られ,また,高速液体クロマトグラフィーによる分析結果との相関も高かった.