(1) 葉と茎に分けたチャ新芽を嫌気処理したものについて,遊離アミノ酸含量を測定した.GABAは,茎において増加量が大きかった. (2) 荒茶を葉と茎に選別すると,ギャバロン茶のGABA含量は,その前駆体である普通煎茶のグルタミン酸含量と同様の傾向を示し,茎の含量が葉よりも多かった.よってギャバロン茶の仕上げは,茎を除かずに行うか,または茎だけを付加価値をつけて商品化することが望ましいと考えられた.