ダイズ,リョクトウ太もやしの品質改良栽培法として,回転型二酸化炭素ガス照射法にっき,胚軸部の生長(伸長,肥大,硬度,根部伸長)と収穫量(水分含有量,重量増加)および表面色調より適性度を検討した. 胚軸部の生長度を市場適性度より判定すれば,伸長,肥大,硬度面は有効となり,根部の生長抑制度は不足した. 経済面で重要となる収穫量は,水分含有量が低下し,重量増加性は劣化して減収となった.同時に嵩も減量して有効性は認められなかった. 鮮度面での色調は,乳白色から乳黄色を呈したが,肉眼観察では差は認められず,異和感もなく良好で適性を有した. 収穫量の増加対策としての散水,回転,二酸化炭素ガス照射濃度と処理法の再検討が必要であった. 回転型二酸化炭素ガス照射法は,回転型栽培法,二酸化炭素ガス照射栽培法よりも有効であった.