ブナシメジは生育工程におけるCO2暴露(対照区:CO2 350pm, CO2区:CO2 6000ppm)の影響を,暴露直後および収穫期について,化学成分面から検討した. CO2暴露により収量は,暴露直後では若干,収穫期では1.4倍に増加した. 暴露直後のCO2区で対照区に対し増加した成分は,炭水化物以外の一般成分,全無機質,V.B2, C18:2およびP/S比であった.一方,収穫期のCO2区で対照区に対し増加した成分は,炭水化物以外の一般成分,NaおよびZn以外の全無機質,V.B2, V.C, C18:0, C18:2およびP/S比であった.