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  • 标题:クコの成分に関する研究(第3報) クコ成分の乳酸菌発育におよぼす影響について
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  • 作者:西山 隆造
  • 期刊名称:日本食品科学工学会誌
  • 印刷版ISSN:1341-027X
  • 电子版ISSN:1881-6681
  • 出版年度:1965
  • 卷号:12
  • 期号:8
  • 页码:313-319
  • DOI:10.3136/nskkk1962.12.313
  • 出版社:Japanese Society for Food Science and Technology
  • 摘要:

    クコ葉および果実の抽出液の乳酸菌に対する発育の影響を,6種の乳酸菌について検討を行ない,つぎの結果を得た。 (1) クコ葉および果実抽出液を,トマトジュース,クレロラ,茶葉およびホウレン草などの,これまでにその促進性が明らかにされている試料とともにその効果を比較検討するため,牛乳培地にそれぞれ1%濃度に添加し,48時間培養したさいの,菌の生酸度および生酸比率について調べた結果,クコ葉抽出液については,Lact.acidophilus, Lact. casei, Lact. bulgaricus, Str.faecalis,いずれも生酸度および生酸比率ともに,それぞれすぐれた効果を示したが,Str. thermophilus, Str.lactisについては,他の対照試料と同様,その効果はわずかであった。また,いっぽうクコ果実については,Lact. caseiを除いては,他の試料と比べると,その効果はごくわずかであった。 (2) 乳酸菌に対し,著しく生酸効果の認められたクコ葉抽出液についての添加量の影響は,Str. thermophilus, Lact. bulgaricus, Lact. caseiは2%の添加で,その他の乳酸菌は1%の添加でほぼ最高の効果を示した。 (3) クコ葉および果実抽出液1%添加の場合の培養日数についての影響は,6日間培養までにおいて各菌種ともその効果はほとんど変化がないことが認められた。 (4) 生酸促進効果の著しかった乳酸菌のうち,とくにLact. acidophilusについて牛乳培地にクコ葉抽出液0.5, 1, 1.5, 2および2.5%添加の際の生酸度については,対照のクコ葉無添加について最高の生酸量に4日間を要するが,1.5~2.5%添加ではこれと同量の酸を1日でほぼ生成した。いっぽう生菌数はいずれも1日半で最高に達し,クコ葉無添加の生菌数は1.1×109であるに対して,クコ葉を加えた場合には,その添加量の増すにつれて生菌数は増大し,2~2.5%では7.6~8.0×109に達した。 (5) クコ葉の乳酸菌生酸促進作用を利用してLact. acidophilusを用いた乳酸菌飲料の製造を試み,主としてそのさいの発酵条件について検討を行ない,菌液の発酵時間は,クコ葉抽出液を1%加えることによって無添加区に比べると2日以上短縮することができた。いっぽう生菌数についても必要酸度に達した位置で比較した場合,無添加区の4.6×109に対し,クコ葉添加区では,8.0×109と増大することが認められた。なお,これらの製品の風味も若干まさっていた。

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