第1図および第2図の分別法に従って茶葉から各種多糖類を調製し,それらの構成糖組成を第7表のごとく明らかにし,分別調製法の相異が,得られる多糖類の構成糖組成に反ぼす影響について考察した。また,茶葉のペクチン区分はアラビノースやガラクチュロン酸を随伴する複合ガラクタンであることを明らかにした(第8表)。