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  • 标题:Campylobacter ( cdt gene) PCR Detection and Typing Kitによる市販鶏肉からのカンピロバクター属菌の検出
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  • 作者:四良丸 幸 ; 井上 春奈 ; 西川 明芳
  • 期刊名称:日本食品微生物学会雑誌
  • 印刷版ISSN:1340-8267
  • 电子版ISSN:1882-5982
  • 出版年度:2012
  • 卷号:29
  • 期号:4
  • 页码:197-207
  • DOI:10.5803/jsfm.29.197
  • 出版社:Japanese Society of Food Microbiology
  • 摘要:

    Campylobacter ( cdt gene) PCR Detection and Typing Kit (以下, Campylobacter PCR Kit) が食品からのカンピロバクターの迅速検査に有用であるかを評価するために,市販鶏肉およびカンピロバクターを接種した鶏肉検体から分離培養法および Campylobacter PCR Kitを用いて検査を行った.2種類の増菌培地と3種類の分離培養法の組み合わせで市販鶏肉24検体中,21検体と7検体から C. jejuni , あるいは C. coli が分離された.そのうち通常の食肉検査に用いる培養法,すなわちBoltonまたはPreston培地とmCCDAの組み合わせででは C. jejuni , あるいは C. coli が分離された検体のうち C. jejuni および C. coli がそれぞれ19検体(90%)および5検体(71%) から分離された.一方, Campylobacter PCR Kitを用いると C. jejuni に関してはPrestonによる24時間の増菌培養で C. jejuni が分離された21検体のすべてから C. jejuni を検出することができた. C. coli に関してはBoltonとPrestonによる48時間の増菌培養の組み合わせで C. coli が分離された7検体のうち6検体から C. coli を検出することができた.また, C. coli が分離されなかった1検体から Campylobacter PCR Kitでは C. coli を検出することができた.さらに,スパイク実験より精製DNAと Campylobacter PCR Kitを用いることで,102オーダーの菌を増菌培養開始後24時間以内に菌種特異的に検出できた.以上の結果より Campylobacter ( cdt gene) PCR Detection and Typing Kit はカンピロバクターの迅速検査として有用であると考えられた.

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