DNA分子マーカーを利用した Acacia mangium と A. auriculiformis の種間雑種の鑑定法を確立した。RAPD分析によりそれぞれの種に特異的なDNAフラグメントをスクリーニングし,その塩基配列情報を基に42個のSCAR(sequence characterized amplified region)マーカーを設計した。これらのマーカーの中に,高い種特異性を有し,異なる表現型(フラグメント長)を示す2個の共優性マーカーが存在した。この2マーカーを利用することにより雑種個体を高い信頼性で鑑定することが可能になった。