キクイモ ( Helianthus tuberosus ) 塊茎には, カルスレクチン (cHTA) と非常に良く似た性質を有するレクチン (tHTA) が存在する。この酵母凝集活性の至適pHおよび至適レクチン濃度は, cHTAと同様にそれぞれpH6.5~8.5および1.1mg/m l 付近 (酵母密度;約OD660=3.0) にあった。しかしながら, tHTAはcHTAと異なり, 泡なし酵母に対しても高泡形成酵母と同様に高い凝集活性を示し, この凝集活性は酵母をトリプシン処理してもほとんど変化がなかった。