コンピュ-夕制御によるプロセス自動化の波は, いよいよ酒造りの領域に及びつつある。これらの制御理論としてはファジィ推論やニューラルネットワークが既に実用化されているが, さらに今後は官能評価値を含む高度な制御システムの構築が目標となっている。 本稿では, 吟醸もろみを対象としてこのような制御を目指す試みについて解説していただいた。