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文章基本信息

  • 标题:醸造に関するシンポジウム講演集
  • 本地全文:下载
  • 作者:原 昌道 ; 吉沢 淑 ; 高橋 康次郎
  • 期刊名称:日本醸造協会誌
  • 印刷版ISSN:0914-7314
  • 电子版ISSN:2186-4012
  • 出版年度:1986
  • 卷号:81
  • 期号:10
  • 页码:671-746
  • DOI:10.6013/jbrewsocjapan1915.81.671
  • 出版社:Japan Science and Technology Information Aggregator, Electronic
  • 摘要:

    アメリカ市場から入手した海外の醤油31銘柄と日本の1銘柄について香りの官能評価とGC分析を行ない, それらのデータの統計解析から日本の濃口醤油との相違点, 類似点を示すことができた。 (1) 香りの20特性からなる官能評価データに主成分分析を適用し, 最小張り木を描くことによって特徴となる3種類の香気特性グループを視覚的に示すことができた。特に, 糖蜜臭に関連した特性グループは国内の醤油には見当らない特徴であった。 (2) 同様に主成分分析の結果から銘柄についても最小張り木を描いたところ, 生産地による類似性は少なく, 同じ生産地でも用途あるいはメーカーの違いの大きいことが示された。ひとくちに中国タイプの醤油といっても日本の濃口タイプに近いものから, 糖蜜臭のするものまであり, 日本国内の醤油よりも香気品質には差が認めらられた。 (3) 香りの嗜好とGC分析した各香気成分の単相関係数を求めたところ, Ethyl acetate, Ethyl lactateなどのエステル類とIsobutyl alc, Ethanolなどのアルコール類が正の高い相関 (0.7以上) を示しており, 香りの嗜好性, 新鮮さに関与していたと考えられる。 (4) n-Butyric acidが4ppmよりも少ないこと, またIsobutyl alc., n-Butyl alc. それにEthyl lactateの濃度和が0~35ppmの範囲内で高いことが高品質の濃口醤油であるための条件の一部として見出された。なお, 後者のアルコールおよびエステルは発酵の不充分な醤油に対して寄与が大きく, 逆に発酵の良好な醤油に対しては4EGなどの寄与が大きいものと考えられる。

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