麹より分離した Aspergillus oryzae var. viride を大豆煮汁に増殖せしめたところ, 特に初発pH3.0に調整した場合に良好な結果を得, COD除去率は90%を超えた。この時菌体量は約13mg/m l であった。 本菌株はアフラトキシソを生成しないことを確認した麹菌であり, 低いpHで良い生育を示すことから雑菌汚染に抵抗性が強いことなど廃水より菌体を生産するのに優秀な方法の一つであると考えられる。