トマトピュレーの流動性に対する不溶性固形物量の影響をピュレー中の不溶性固形物と可溶性固形物の比率をかえて調製したピュレーについて検討してみた。その結果ピュレーの全粘度および遠心沈澱量共に不溶性固形物の量が多い程高い値を示した。然しその関係は曲線的で不溶性固形物量が一定の範囲をはづれると全粘度が急激に悪くなる。一方遠心沈澱量の方はこの関係が直線的であつた。また全粘度と遠心沈澱量の関係も曲線的で全粘度を高くして行つてもある程度以上になると遠心沈澱量があまり変化しなくなる。