独立行政法人科学技術振興機構(JST)では、科学技術文献検索サービス「JDreamII」の検索結果を出現頻度の経年変化や類似度の分析を行い,利用者に提供する「解析・可視化機能」の開発を進めている。JDreamIIには出典がはっきりした文献データ約4,000 万件を搭載しており,そのうちの2,300 万件については,JST 自らが抄録,索引語を付与している。今回は、現在のJDreamIIに搭載されている分析機能である「頻度分析機能」を説明した上で,解析・可視化機能の概要や機関名辞書を用いた解析可視化機能の分析精度向上の工夫や今後の課題について報告する。