RSS(RDF Site Summary)とは,タイトル,URL,要約など更新情報を利用者に通知するための仕組みであり,XMLで記述されている。また,名前空間の追加により,書誌事項など詳細な情報を加えることができ,他のWebサービスなどとXMLにより連携した高度なサービスが可能となる。本稿では,RSSの概要と現状について述べたほか,農林水産研究情報センターの事例やRSSの利点,サービス試行のための開発手法について紹介した。また,RSSを利用して,書誌情報の閲覧だけでなく利用者自らがこのデータを利活用して新たなサービスを構築可能とする新たな概念のOPAC(OPAC2.0)という方向性を示した。