宇宙開発事業団地球観測センターにおいては,平成5年度より地球観測衛星データのNASA等データセンター間との交換,研究者ユーザへの配布,また,地球観測センター内におけるデータの一元管理を行うためのシステムである,地球観測情報システム(EOIS)を試作し,平成8年度8月の地球観測プラットフォーム技術衛星ADEOS(ADvanced Earth Observing Satellite)の打ち上げを機に運用を開始した。地球観測情報システムを利用することによりデータの全世界的な利用促進が広まり,地球環境問題解明のための基盤システムの一つとして大きな役割を担うことになるであろう。