昭和61年1月17日に第5回北陸科学技術情報活動研究会 (富山) で行った講演をとりまとめた。(1) ハイテク時代を迎えて, 特許制度の役割が技術導入から自主技術開発 (のリスク負担) にシフトしてきたこと, (2) 最近急増している国際的な特許戦争, とくに米国ITCにおける日米間の特許紛争の実態, (3) 経済のサービス化・ソフト化に伴ってニュービジネスが台頭し, 技術自体を商品とする動きも活発してきたこと, (4) 特許明細書記載のコツと特許の上手な取り方, 守り方, (5) 特許戦略の基本パターンと企業レベルに対応した戦略のあり方, (6) 特許情報サービスの現状, パテントマップの活用と情報戦略, について現状分析と提言を行った。