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  • 标题:木醋液應用による笹パルプ製造並に抄紙試驗に就て
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  • 作者:野原 勇太 ; 陳野 好之
  • 期刊名称:日本森林学会誌
  • 印刷版ISSN:1349-8509
  • 电子版ISSN:1882-398X
  • 出版年度:1949
  • 卷号:31
  • 期号:6
  • 页码:165-170
  • 出版社:The Japanese Forest Society
  • 摘要:

    1) 本法は製造事業とパルプ採集の二企業で運營するを理想とす。 2) 竹の蒸解温度は攝氏160度、其時間4時間、木醋稀釋濃度は5~7倍が事業的には好適とする。但しくず、ふじ、稻藁等種類によつて多少蒸煮條件を考慮する必要がある。 3) 竹笹何れの種類も可能又年齢は新古の別を問わない。 4) 蒸煮癈液蒸煮癈液は數回使用しても差支へない。隨つて使用した液量を次に補充すれば足りる。蒸煮釜内は耐酸處理を行つて置けば申分ない。 5) チツプは約3cm程度に最初切斷しても、又蒸煮後でも差支へない。林内の動力のない場所では押切等を使用し、動力のある所ではエンシレーヂカツターを使用すれば能率的である。 6) 現地で實施の場合は蒸煮迄とし、これを叺に入れ最寄りのパルプ工場に輸送すると言つた取扱が理想的と思ふ。 7) 木醋液の採集は林内で實施の場合は土釜、又は乾溜法により採集し、然らざる所では製材工場の最寄りで粉炭製造によつて採集せば理想と考へる。 8) 機械抄きの場合は丸綱式にて施行すれば他パルプの混合量を節減可能の見込である。 手抄きでは目下の所本パルプ單獨で抄紙困難な見込である。 9) 最近のN. S. Pに從ひ機械力を成可く取入れば蒸煮條件は現在より幾分低下さるべき見込である。 10) 本パルプは黒色なる缺點があるが是は製品を考慮し向きによつて振向ける事が出來ると思ふ。其主なるものは寫眞の臺紙、同原版包装紙、製本の見返へし、壁紙、襖紙、ルウフイング等である。 11) 木醋パルプの手抄き工業は農山村家庭工業として比較的小資本で足の企業性最も有望と考へる。

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