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  • 标题:アベマキのコルク剥皮試驗成績
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  • 作者:佐多 一至 ; 豐東 積
  • 期刊名称:日本森林学会誌
  • 印刷版ISSN:1349-8509
  • 电子版ISSN:1882-398X
  • 出版年度:1939
  • 卷号:21
  • 期号:2
  • 页码:50-58
  • 出版社:The Japanese Forest Society
  • 摘要:

    1. 本調査はアベマキコルク剥皮事業の採算關係を吟味する目的を以て兵庫縣宍粟郡山崎町及菅野村に於て施行したものである。 2. アベマキの樹高,剥皮し得る高さ,剥皮高率(樹高に對する剥皮高の百分率),コルク層の厚さ等は何れも胸高直徑の函數であつて,是等の因子の關係はy=αe-β/Dなる指數曲線式を以て示し得る。 3. アベマキコルクの剥皮功程は天候,立地,樹勢,樹齡,蟲害の有無等によつて著しく異り,降雨續きたる後や山麓の適潤地に存立する生育良好なる林木の加く皮層に水分の含有量の多いものは剥皮容易である,乾燥地に存立するものや,炎天續きたる後は剥皮困難であり蟻害を蒙つたものも剥皮が容易でない,然し大觀すれば剥皮所要時間は胸高直徑の函數と認むることが出來,林分を構成するものは指數曲線式を以て兩因子の關係を示し得る。 4. アベアキコルクの收量は胸高直徑に正比例的に増大し,兩因子の關係は指數曲線式y=αeβD-γ/Dを以て示し得る。 5. アベマキコルクは剥皮後1箇月にして9.1%減量し,汽車積輸送によつて更に4.7%減量し總量に於て13.8%の歩減を示した。 6. 現在の市價は工場着1貫25錢であるが此市價を以てすれば雜木林内に混淆するアベマキの胸高直徑8糎以上の林木から剥皮することは採算上有利である,山出距離7町内外の便利な林地で山林主自ら剥皮すれば胸高直徑20糎の林木ならば一日當純收入2.97圓となり, 10糎の林木でも1.76圓の純收入となる。 7. 採算とれる長低市場價格を人夫賃に關係せしめて吟味したが,胸高直徑大となるに從つて最低市價は低落しても事業は成立つものであつて,胸高直徑20糎の林木ならば人夫賃1.80圓を支拂つても市價が1貫當0.161圓以上ならば採算とれることを知つた。

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