デジタルイメージングの方式に関し, 技術史の視点からの分析と考察を示す。現代のデジタルイメージングに用いられている各種の方式は, 歴史的なイメージングの方式の中に, すべて見いだすことができる。また, 同一な方式 (装置構成, 手順) が異なった時代, 記録/伝送媒体に対して繰り返し用いられてきたことを指摘する。さらに, カラー画像に用いられる方式はそのまま, 立体画像や動画像に対しても適用可能であることを指摘する。将来のデジタルイメージングに用いられる方式も, これまで歴史上に登場した方式の中から選定されることが予測される。