軟X線写真の最適撮影条件 (管電圧とmAs値) を決める方法について研究した。被写体の減弱曲線とフィルム特性曲線をフィルム乳剤に吸収されたX線エネルギーで表し, これらに最小識別コントラストと最適濃度を加えた4つの基礎データから, 検出能と撮影時間 (撮影能率) をバランスさせて, 最適な管電圧とmAs値の組合わせを決定する方法を示した。さらにポリエステル被写体について, 期待したとおり約0.3%のパーセント検出度を実験で確認した。